2011年12月25日
「愛社精神」について考えてみた
今日は「愛社精神」について考えてみたいと思い、ブログを書きました。
「愛社精神」という言葉を辞書で調べてみると、「自分が勤める会社を大切にすること」とありました。
世間一般では、「最近の若者には愛社精神が欠けている。」と管理職や経営者は言い、「愛社精神なんて死語だし、かっこ悪くナンセンス」と若いビジネスマンは言います。
私も「愛社精神」という言葉には、上からの圧力や強制力が垣間見られ、あまり良いイメージを持っていませんでしたが、それぞれの視点から考えると、いろいろと発見もあったので、この場を借りて整理してみたいと思います。
まず、私たち若いビジネスマンからは、「愛社精神」と聞くと、「仕事第一で、家庭もプライベートもすべてを犠牲にし、会社のために尽くす。」というイメージが先行します。(少し大袈裟かもしれないですが・・・)
高度成長期を支えてくれた先輩方からすれば、それが幸せに直結する働き方だったのだろうと思います。
ただ、今は価値観も多様化し、自己形成に重きを置かれる時代となってきました。
そのため、自身のキャリアアップのために転職を繰り返し、常に「個」としてのブランド力を高めることに力を注ぐ人が増えてきているように感じます。
では、会社の経営者の視点からはどうでしょうか。
私は起業の経験もないため、経営者としての経験ももちろんありません。なので、ここからは憶測の話でしかありませんが、経営者としては従業員に対して、会社を愛してほしい、そして持っている能力を100%発揮し、会社へ貢献してほしいと思うはずです。
そのため、給与や福利厚生を充実させることで、働きやすい環境を提供し、従業員の貢献意欲を高めようと努力します。
ただ、価値観が多様化している今、給与や福利厚生の充実だけで従業員の貢献意欲を高めることは難しいと感じます。イコール、愛社精神の創出、浸透はさらに難しいことでしょう。
そういった課題の解決の1つには、従業員個人の価値観と会社の方向性やビジョンをリンクさせることが重要であると考えますが、このことについてはまた別の機会に書きたいと思います。
では、これからの時代、「愛社精神」は必要なのでしょうか。
私個人としては、必要であると考えます。ですが、従業員の視点ではなく、経営者の視点として。
ダイバーシティやワークライフバランスの推進が叫ばれる近年、従業員(労働者)は「権利」を強く主張するようになりました。
しかも、労働力の提供という本来の「義務」を十分に果たしていないにも関わらずです。
「個」の意識が強まってきている分
、また法律や制度で守られている分、その傾向は強まってきているように感じます。
それは、従業員として、会社や経営者(経営陣)に対しての見切り
であり、どうせ訴えても、提言しても何も変わらないという諦めの現れでもあります。
そうなってしまえば、後は損得勘定が働き、「権利」の主張に走るのです。
経営者としても手を抜いているのではないでしょう。顧客やステークホルダーに対して、企業の存在意義を示しながら、選ばれるよう必死です。ただ、そんな中で、本来最も顧客と接点のある「社内」の従業員の声にはあまり耳を傾けることが出来ず、徐々に経営者と従業員の歯車がズレてくるのでしょう。
経営者としては、顧客やステークホルダーに選ばれる前に、まずは従業員に選ばれる、愛されるようになることが大事であると考えます。
簡単に言えば「ES(従業員満足)」かも知れませんが、もっと大きく「愛される」必要があると思います。
「愛される」ための具体的な方法等については、まだ私も自分の考えがまとまっていないので今ここで述べることが出来ませんが、「愛社精神」を現代に合ったものとして掲げていく必要性は充分あると思います。
経営者(会社)が従業員を心底愛し、従業員も負けず劣らず会社を愛し、同じベクトルの下突き進む組織風土が理想だと考えます。
理想論や感情論が多くなってしまった内容ですが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
駄文で申し訳ありませんでした。。。
「愛社精神」という言葉を辞書で調べてみると、「自分が勤める会社を大切にすること」とありました。
世間一般では、「最近の若者には愛社精神が欠けている。」と管理職や経営者は言い、「愛社精神なんて死語だし、かっこ悪くナンセンス」と若いビジネスマンは言います。
私も「愛社精神」という言葉には、上からの圧力や強制力が垣間見られ、あまり良いイメージを持っていませんでしたが、それぞれの視点から考えると、いろいろと発見もあったので、この場を借りて整理してみたいと思います。
まず、私たち若いビジネスマンからは、「愛社精神」と聞くと、「仕事第一で、家庭もプライベートもすべてを犠牲にし、会社のために尽くす。」というイメージが先行します。(少し大袈裟かもしれないですが・・・)
高度成長期を支えてくれた先輩方からすれば、それが幸せに直結する働き方だったのだろうと思います。
ただ、今は価値観も多様化し、自己形成に重きを置かれる時代となってきました。
そのため、自身のキャリアアップのために転職を繰り返し、常に「個」としてのブランド力を高めることに力を注ぐ人が増えてきているように感じます。
では、会社の経営者の視点からはどうでしょうか。
私は起業の経験もないため、経営者としての経験ももちろんありません。なので、ここからは憶測の話でしかありませんが、経営者としては従業員に対して、会社を愛してほしい、そして持っている能力を100%発揮し、会社へ貢献してほしいと思うはずです。
そのため、給与や福利厚生を充実させることで、働きやすい環境を提供し、従業員の貢献意欲を高めようと努力します。
ただ、価値観が多様化している今、給与や福利厚生の充実だけで従業員の貢献意欲を高めることは難しいと感じます。イコール、愛社精神の創出、浸透はさらに難しいことでしょう。
そういった課題の解決の1つには、従業員個人の価値観と会社の方向性やビジョンをリンクさせることが重要であると考えますが、このことについてはまた別の機会に書きたいと思います。
では、これからの時代、「愛社精神」は必要なのでしょうか。
私個人としては、必要であると考えます。ですが、従業員の視点ではなく、経営者の視点として。
ダイバーシティやワークライフバランスの推進が叫ばれる近年、従業員(労働者)は「権利」を強く主張するようになりました。
しかも、労働力の提供という本来の「義務」を十分に果たしていないにも関わらずです。
「個」の意識が強まってきている分
、また法律や制度で守られている分、その傾向は強まってきているように感じます。
それは、従業員として、会社や経営者(経営陣)に対しての見切り
であり、どうせ訴えても、提言しても何も変わらないという諦めの現れでもあります。
そうなってしまえば、後は損得勘定が働き、「権利」の主張に走るのです。
経営者としても手を抜いているのではないでしょう。顧客やステークホルダーに対して、企業の存在意義を示しながら、選ばれるよう必死です。ただ、そんな中で、本来最も顧客と接点のある「社内」の従業員の声にはあまり耳を傾けることが出来ず、徐々に経営者と従業員の歯車がズレてくるのでしょう。
経営者としては、顧客やステークホルダーに選ばれる前に、まずは従業員に選ばれる、愛されるようになることが大事であると考えます。
簡単に言えば「ES(従業員満足)」かも知れませんが、もっと大きく「愛される」必要があると思います。
「愛される」ための具体的な方法等については、まだ私も自分の考えがまとまっていないので今ここで述べることが出来ませんが、「愛社精神」を現代に合ったものとして掲げていく必要性は充分あると思います。
経営者(会社)が従業員を心底愛し、従業員も負けず劣らず会社を愛し、同じベクトルの下突き進む組織風土が理想だと考えます。
理想論や感情論が多くなってしまった内容ですが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
駄文で申し訳ありませんでした。。。
Posted by イナズマン at 00:42│Comments(2)
│WORK
この記事へのコメント
イナズマンさん、久しぶりに熱い投稿でしたね☆彡
「従業員個人の価値観と会社の方向性やビジョンをリンクさせることが重要」
だと私も切に感じています。
では、そのためにどうすれば良いのか!?
ここを勉強し、実践していくことが今後の課題なんでしょうね。
僕も後輩ができてきたので、今から小さくても実践してきたいと思います。
勉強になりました!ありがとうございます☆
「従業員個人の価値観と会社の方向性やビジョンをリンクさせることが重要」
だと私も切に感じています。
では、そのためにどうすれば良いのか!?
ここを勉強し、実践していくことが今後の課題なんでしょうね。
僕も後輩ができてきたので、今から小さくても実践してきたいと思います。
勉強になりました!ありがとうございます☆
Posted by kenbi at 2011年12月27日 05:19
kenbi がブログ更新をがんばっているので、負けてられないと思って(^^)
「重なり」については、今非常に学びたい部分でもあります。
様々な視点から考えられる人を目指していきたいね(^^)
「重なり」については、今非常に学びたい部分でもあります。
様々な視点から考えられる人を目指していきたいね(^^)
Posted by イナズマン at 2011年12月27日 23:22